柴田直人・特別インタヴューPart1: プロローグ1&2を振り返って(1/2)

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ANTHEMがデビューしてから今年2010年でちょうど四半世紀。それを記念して今年は「ANTHEM 25th Anniversary」と題した数々のライヴが行われる。先月の2/24~25、その皮切り公演である「プロローグ1」「プロローグ2」は見事SOLD OUT。未だ衰えぬパフォーマンスを見せてくれるANTHEM、その司令塔である柴田直人<b>にその2公演、そして来る4/10の「プロローグ3」について語ってもらった。


Part1: プロローグ1&2を振り返って

柴田直人

—-「プロローグ1&2」、あの驚愕の2日間全40曲を終えられて、まず素直なご感想をいただければと。やってみていかがでしたか?

柴田直人(以下柴田):とにかく、2日間連続でかなりの曲数があるということ、1日目の1部2部、2日目の1部2部が、基本的にほぼ別のものであるということで、とにかく過酷だろうな、というふうには思っていました。2/25(プロローグ1公演日)が清水(昭男/g)のANTHEMでのデビューと同日だったということ、僕らは25年間の要所要所でリスタートをしてきたこともあり、“スタート”を1部のテーマにおいて構成しました。思っていたよりも過激というか、ちょっと大変でしたが(笑)。同時に、思っていたよりもずっと楽しかったですね。久しぶりに、手強いことを目いっぱいやりながら楽しむ、そういう感覚を味わいました。

—-ANTHEMらしい感じですね。

柴田:そうですね。多少無茶してもやりたいと思った事をやる、、というのがバンドの活動方針ですからね。2日連続でああいうことをやったことがないのですが、まぁなんとかなるだろう、と思ってやってみたところ、思っていたよりも遥かに楽しかった、というのが率直な感想ですね。

—-楽しかった、というのは、メンバー全員一致した見解ですか?

柴田:そうですね。まぁ、1部と2部の間の楽屋では、みんなグッタリして静まり返っていましたが…(笑)。

—-(笑)。

柴田:終わってしまえば、たまにはこうのもいいんじゃないかなという感じはしました。

—-「プロローグ1」は清水さんのデビューライヴの日と一緒だったのですが、それは偶然の一致だったのですか?

柴田:そうなんです。2.25という、その数字の並びに記憶があって、これなんだろうなんだろうって話していまして。最終的にミーティングで、「あれ、清水のファーストライヴは確かCD(DOMESTIC BOOTY)出す前のパワーステーションだよな?」っていう話が出てきて、検証してみたところズバリでした。その時点であの2日間の内容がほぼ決まってしまったといっても過言ではないです。

—-セットについて、20周年の「プロローグ1&2&3」では1stから3rdまで追いましたが、今回GYPSY WAYSとHUNTING TIMEと、というのは、あらかじめ考えられていたのですか?

柴田:SHIBUYA BOXXは当然考えられますが、会場としてCLUB CITTA’で何かやりたいというバンドの意向はあったんですよ。で、今回のSHIBUYA BOXXとCLUB CITTA’の内容が全く同じ形で進むのは、箱の大きさであるとか、いろんなことを考えた時に、少し変だなあと。だとすると、BOXX、CLUB CITTA’、両方の箱の特性を上手に活かせるものは何だろうっていうことを考えたんです。20周年の時もBOXXでアルバム3枚の完全再現をやりましたから、今回のBOXXも完全再現はやろう、っていう基本的なアイデアがスタートの時点ではあったんです。でCLUB CITTA’はどうする?という話になって、スタッフミーティングやバンドミーティングをした時に、やっぱりせっかく25周年なので、例えば、ただバンドのメンバーが飛び入りで参加するとか、アンコールで出てくるだけっていうのもつまらないし、(または)現行のANTHEMのコンサートだけを敢えてそこでやるか、もしくは何だろう?と。そう言っていた時、スタッフやバンドの中から出てきた意見の中に、ヒロヤも大内も森川もバンドをやっていて、彼らのバンドとANTHEMは音楽的には全然違うけど、バンドどうしって同じステージに立つと化学反応があったり、意識し合うことがあったり、そういうことってないのだろうか、っていう意見が出てきまして。それがヒントになって、じゃあ一度もやったことないから、何かやってみようか、っていうことで、そこから計画を立てて、彼らにこういう企画はどうだい?って聞いてもらって、それで了解をもらったんです。

—-なるほど。

柴田:20周年の時に1、2、3枚目をやって、キング(レコード在籍)時代に7枚出しているので、あと4枚。で、今回それを「1&2」でやるとなると、あと2枚残りますよね? NO SMOKE WITHOUT FIREとDOMESTIC BOOTYってのが。で、1部2部でそれも一緒にやっちゃう?という話もあったんですけど(笑)。

—-強烈! それはそれで、見てみたかった気持はあるのですが…(笑)。

柴田:でも、それは多分、無謀を超える(笑)可能性があるので…。僕らは常に、「5年後は25周年」「さらに5年後は30周年」なんてことは考えて活動はしていませんが、まあそういう意味で考えてみると30周年もあるじゃないかと。運よくたどり着けたらそこで(30周年)やろうと思えばできますし。30周年まではANTHEMはあるのだ、というふうにポジティブに捉えてくれる方もいるのかも知れないですしね。まぁとにかく難しいことは考えないで、できることをやろうよ、という感じで「1&2」のピースが決まって。じゃあ1部どうする?となった時に、さっき言ったように2/25っていうのがありましたので、コンセプトを “スタート” にしようと。清水のファーストライヴと、あと何にしよう?となって、そりゃSEVEN HILLSツアーでしょう、と。ということになって、全てのピースがはまった感じです。

—-清水さんのそのファーストツアーのセットが、イコール第1部、なんですか?

柴田:はい。(それを)モチーフにして、例えば2部でやるものとかぶっているものを抜いたりはしているのですが、基本的に清水のデビューライヴの曲順と曲目を参考にしてやったんですよ。

—-なるほどなるほど。

柴田:GYPSY WAYSからの曲を抜いたりしなければいけなかったので、1部の初っ端がVenom Strikeっていう、もういきなり無謀な…(笑)。

—-でも強烈なオープニングだったと思いますよ。

柴田:Mr.Geniusっていう曲をライヴでやるとか、いろんな意味もあって、そういうのはやっぱりこういう時じゃないとなかなかできないので、まぁいいだろう、という感じですね。

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